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2014年12月10日発売
特集:日本オルタナ精神譜 1970-1994 否定形のブックデザイン
身体・甲骨・岩石に刻んだ文字から、植物繊維に書いた書跡、印刷した活字を経て、文字コードによる電子情報へ。文字の歴史が、言葉が重苦しい肉体を次々と脱ぎ捨て、質料を持たない精神そのもののようなデータにまで到る軌跡だったとすれば、「文学」とは、その永遠の現在としての最終段階の一歩手前のひと時、金属活字の活版印刷という下部構造の表面に結んだ美しい夢だった。(序文より)
本特集では、354号、前号に引きつづき戦後日本の出版における精神史を「社内装丁・編集装丁」、なかでも詩と翻訳というフィールドを焦点に辿っていく。「日本オルタナ出版史」三部作の完結篇。
*『アイデア354 日本オルタナ出版史 1923〜1945』はこちらから、戦後編はこちらから。
15 吉岡実:筑摩書房
16 小尾俊人:みすず書房
17 清水康雄:青土社
18 村上一郎:日本評論社、岩波映画社、平凡社、試行同人会、紀伊國屋書店出版部、無名鬼発行所
19 政田岑生:書肆季節社
20 湯川成一:湯川書房
21 生田耕作・廣政かほる:奢灞都館
22 渡辺一考:コーベブックス、南柯書局
23 小野夕馥:森開社
24 長谷川郁夫:小沢書店
25 萬玉邦夫:文藝春秋
26 中島かほる:筑摩書房
27 望月玲子:新潮社
28 長井勝一:青林堂
29 八木俊樹:京都大学学術出版会
30 平出隆:書紀書林、河出書房新社、via wwalnuts
31 高木寂
日本オルタナ出版史 1923-1994 総合年表
近代日本語活字書体小史
オルタナ出版史へのポストスクリプト
* * *
《連載》ばるぼら×野中モモ
日本のZINEについて知ってることすべて
第1回「コミティアと自主制作漫画誌の30年」
インフォメーション&ブック
the idea of music[014]
季刊化のお知らせ
特集:日本オルタナ精神譜 1970-1994 否定形のブックデザイン
オルタナ出版史に関する走り書的覚え書 郡淳一郎
日本オルタナ出版
史 1923-1994 総合年表 編:内田明、川本要、長田年伸
スタッフ・凡例
第5章 人文書空間の興亡
15 吉岡実:筑摩書房
16 小尾俊人:みすず書房
17 清水康雄:青土社
18 村上一郎:日本評論社、岩波映画社、平凡社、試行同人会、紀伊國屋書店出版部、無名鬼発行所
文:中村鐵太郎(15)、長田年伸(16)、山本貴光(17)、佐伯修(18)
第6章 限定本セブンティーズ
19 政田岑生:書肆季節社
20 湯川成一:湯川書房
21 生田耕作・廣政かほる:奢灞都館
22 渡辺一考:コーベブックス、南柯書局
23 小野夕馥:森開社
文:彭城矯介(19)、戸田勝久(20)、山中剛史(21、23)、間村俊一(22)
第7章 ポスト文芸書
24 長谷川郁夫:小沢書店
25 萬玉邦夫:文藝春秋
26 中島かほる:筑摩書房
27 望月玲子:新潮社
文:秋葉直哉(24)、樽本周馬(25、26)、長田年伸(27)
第8章 筆蝕の行方
28 長井勝一:青林堂
29 八木俊樹:京都大学学術出版会
30 平出隆:書紀書林、河出書房新社、via wwalnuts
31 高木寂
文:扉野良人(28、30)、郡淳一郎(29)、ばるぼら(31)
近代日本語活字書体小史
文:内田明
参考文献一覧
寄稿者略歴
『アイデア』367号正誤表
オルタナ出版史へのポストスクリプト 室賀清徳
構成・文:郡淳一郎/編集:室賀清徳/デザイン:白井敬尚形成事務所(白井敬尚、加藤雄一、今垣知沙子、江川拓未)/撮影:山田能弘/題簽:石川九楊/手 タレ:郡薫(12歳、マッカーサー発言に拠る)/書誌作成:川本要/活字鑑定:内田明/年表編纂:長田年伸・川本要・内田明/文:中村鐵太郎、長田年伸、 山本貴光、佐伯修、彭城矯介、戸田勝久、山中剛史、間村俊一、秋葉直哉、樽本周馬、扉野良人、ばるぼら/取材協力:小野夕馥、堀沢加奈、中島かほる、白波 瀬範子/資料協力:黒木まがり、木村カナ、松本圭二、季村敏夫、岡田泰三、高橋信行、田中栞、間奈美子/編集協力:奥平晃一、奥平禎男、内堀弘、有馬浩 一、前田年昭、福江泰太、太田晋、吉住唯、足立紀子
* * *
《連載》ばるぼら×野中モモ
日本のZINEについて知ってることすべて
《第1回》「コミティアと自主制作漫画誌の30年」
編集:前田毅
デザイン:惣田紗希、白井敬尚形成事務所
イラスト:惣田紗希
インフォメーション&ブック
the idea of music[014]
季刊化のお知らせ