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大竹伸朗×アイデア ポスター全集
297 x 225mm,並製,172ページ
大竹伸朗がデザイン誌「アイデア」に1999年から2006年にわたって連載したオリジナル付録ポスター全85点完全収録した,大竹グラフィックワークの集大成。
昨年の東京都現代美術館で開かれた「全景」展の衝撃も記憶に新しい,画家・大竹伸朗。
大竹は過去5年以上にわたりデザイン誌「アイデア」で付録ポスターを連載してきた。
ポスターの連載という異例な形式にくわえ,発表された作品はごく一部を除いて作りおろしのオリジナル。しかも,これらのポスターは最大で8色もの色数を駆使し,当初の4つ折りサイズ(約60 x 40cm)が,後期には倍(8つ折り,約80 x 60cm)になるなど,すべてが過剰ともいえるクオリティで展開されていった。
架空の日本の風景,印刷物,昭和歌謡,ロック,少年時代,ロンドン,モロッコ,宇和島……80点以上及ぶポスターの画題は大竹の主要なモチーフを縦断した。しかし,連載付録という性格上,これらのポスターの全貌を知ることができたのは,ごく一部の読者に限られていたといっていい。
本書『ポ 大竹伸朗×アイデア ポスター全集』はこれらのポスターを一挙に収録するとともに,各ポスターの背景について大竹の言葉を交えて掘り下げる,単なる作品集を越え,コアなファンから入門者まで見て読んで楽しめる,大竹作品世界へのゲートウェイとなっている。