社会を変えるためのツールとしてのデザインを提唱する国際的なプラットフォーム「What Design Can Do」とイケア財団によるデザインコンペティション 「MAKE IT CIRCULAR CHALLENGE（サーキュラー・チャレンジ）」が，2023年1月31日まで参加募集を行っている。
コンペの参加対象はデザイナーから起業家まで，あらゆる分野の人を対象としており，サーキュラーデザインを用いた大胆な気候変動対策のソリューションを募集する。最終的には，提案されたソリューションの実現によりユーザーと地球の両者にとって有益な製品・サービス・システムを創造し，循環型社会の未来が実現可能であることを示すことが目標とされている。
受賞作品には1万ユーロの賞金が贈られ，実現に向けたデベロップメントプログラムによるサポートを受けることができる。

■応募方法
応募サイトmakeitcircular.whatdesigncando.com よりアカウント登録を行い，プロジェクトをアップロードしてください。

What Design Can Doについて
社会を変えるためのツールとしてのデザインを提唱する国際的なプラットフォーム。2011年以降，デザインの力で世界で最も差し迫った社会課題や環境問題を解決するために，数多くの活動を行っている。現在までにアムステルダム，サンパウロ，メキシコシティで15回の会議を開催し成功を収め，2016年には難民の福祉や気候変動といった喫緊の社会問題にクリエイティブコミュニティを巻き込むデザインチャレンジプログラムを開始した。このプログラムにより，プログラム後のイニシアチブが集めた資金は1,000万ユーロに達している。
www.whatdesigncando.com

イケア財団（IKEA Foundation）について
貧困と気候変動という，こどもたちの未来に関わるふたつの脅威の対策に重点を置いた慈善団体。家庭の収入向上と，気候変動から地球を守るために年間2億ユーロ以上を助成し，2009年以降，15億ユーロ以上を助成してきた。2021年には，温室効果ガスの排出抑制を推進させるため，今後5年間でさらに10億ユーロを拠出することを決定。
www.ikeafoundation.org