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かたちのみかた
立花文穂 著
B6変型,並製,152ページ,オールカラー
定価1,400円(本体)
美術大学で、「みること」「つくること」の根本に必要な観察力や想像力を鍛える授業を展開する立花文穂。学生たちの葛藤や実験から生み出される些細な行為・行動は、表現に大事な「なにか」を自覚させるとともに、見るものにも気づかせてくれる深度と強度がある。本書は、女子美術大学芸術学部ビジュアルデザイン専攻の立花の学生たちによる演習作品を題材に、ビジュアルコミュニケーションの基礎ともいえる、図像のつくられ方、とらえ方の違いによる視点の広がりを体現するデザインの指南書。平均化されたデザインがあふれるなかで、個人の思想や発想を表現に盛り込むための独自の手法が解説されている。