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巻頭特集: 中島英樹ー美しき抑圧エディトリアル ミュージックパッケージ,ポスターなど代表作から最新作まで徹底紹介32ページ/特集2: ミュージックパッケージに見るネクストスタンダードの予感 -147のレコード+CDジャケットから次代を考察/ディラン・ケンドルによる幾何学と情感のハイブリッド空間/葛西薫/ユーモアはポスターを解放したかーサヴィニヤック他/連載ー横尾忠則の原ビジョン/連載綴じ込み付録: 大竹伸朗両面ポスター
中島英樹 – 美しき抑圧エディトリアル
ミュージックパッケージ,ポスターなど代表作から最新作まで徹底紹介32ページ
『CUT』誌上や坂本龍一関連のアートワークなどでバシバシとその存在感を見せつけてきた中島英樹。今回は中島英樹本人に,デザインに向かったきっかけとなった体験や,どのようなスタンスで制作を続けているのかなど,本音をゆっくり語ってもらった。
ミュージックパッケージに見るネクストスタンダードの予感
147のレコード + CDジャケットから次代を考察
いつの時代もレコードジャケットはデザインの今を知る最も適当な媒体であった。
ティーンエイジファンクラブ,プラシーボ,マニック・ストリート・プリチャーズ,オービタル,シー&ケイク,オウテカ,サン・エレクトリック,エイフェックス・ツイン,CJボーランド,プラッド,など,ロックやエレクトロニカの代表選手たちのジャケを取りあげて,90年代の果てに見えたデザインの現在形を検証する。
ディラン・ケンドルによる幾何学と情感のハイブリッド空間
tomatoに在籍した時期を経て独立したディラン・ケンドルが制作している,抽象的で幾何学的イメージを頻繁に用いたビデオ作品を紹介する。
葛西薫 ”手掛かり”
ユナイテッドアローズやサントリー烏龍茶の宣伝,大竹伸朗や内田春菊の本の装丁などで,葛西薫は,”気持ちいい感じ”をそのままデザインにして見せてくれる。作品同様優しく心地よい葛西氏の言葉と共に,彼の最近の作品を見ていく。
連載:横尾忠則 – デザインの原ヴィジョン
時代の流れと共に変化を続ける横尾忠則のデザイン表現。その源となる原風景のまた変化続けている。横尾忠則は今現在,何に心を動かされ,何にデザインの源をみているのか,その動きリアルタイムで追っていく。
大竹伸朗 連載綴じ込みポスター
表紙デザイン:ディラン・ケンドル
Camberwellでグラフィック・デザインを専攻し,94年に卒業。95年Tomatoに参加。Levi’s USAやNike Europeの広告キャンペーンをはじめとする数多くのCM,『トレインスポッティング』のタイトル・シークエンスを担当した。96年にTomatoを離れた後も,Levi’s Europeの印刷物,BBCやLevi’sのマルチメディア・プロジェクトのクリエイティブ顧問,Irving Welshの『The Acid House』など,メディアの枠を越えた活動を続けている。