《特集1》大類信のデザイン−その傾向と対策
インタビュー:渋谷陽一,宇川直宏
寄稿:赤坂真理,エレン・フライス
大類信についての覚書
《特集2》阿木譲のエディトリアル・デザイン
Vanity Records Visual Catalog
座談会:インディペンデント・メディアの過去・現在・未来
〈連載〉道しるべ;トポグラフィック的思考へ 第2回
タイプフェイスと知的財産権
展覧会レビュー
Type Trip 字旅 : The New Asian Graphic Design Exhibition
亞州新鋭平面設計展
勝井三雄展−兆しのデザイン「間に偏在する連続性」
The Idea of Music [009] / GraphersRockインタビュー
インフォメーション
《特集1》大類信のデザイン−その傾向と対策
日本のロック雑誌『ロッキング・オン』からフランスのファッション誌『purple』まで手掛けたエディトリアル・デザイナー。ごく短期間だけ羽良多平吉らと組んだWXYの一員。ボンデージ・ブームを引き起こした雑誌『SALE2』の編集発行人。写真集や単行本の出版,および洋書やフェティッシュなグッズの輸入販売を手掛けた事務所フィクション・インクの代表。EMMAや宇川直宏がDJを行っていたギャラリー兼ナイトクラブ「THE deep」のオーナー。ラス・メイヤーのブームを起こしたビデオ上映イベント「videotheque」の企画者。古いピンナップやヌードフォトの書籍を多数出版しているコレクター。そしてパリに移住してからはセラミック・アーティスト(陶芸作家)。このどれもが当てはまりながらどこまでも部分でしかない。今日,デザインだけを本業としないデザイナーの存在は決して珍しい存在ではなくなっているが,それがまだ珍しかった時代から淡々と活動し続けているのが大類信であった。
本特集は過去から現在までの大類の仕事を紹介するものだ。ただしそれは時系列でもジャンル別でもなく,活動内容を切り刻んでバラバラにし,リミックスした コラージュ作品によって構成されている。誌面に定着されたビジュアルとテキストを通じて,40年以上も続けてきた大類の活動を少しでも伝えられれば幸いで ある。
構成・文:ばるぼら,アイデア編集部
インタビュー:渋谷陽一,宇川直宏
寄稿:赤坂真理,エレン・フライス
大類信についての覚書
《特集2》阿木譲のエディトリアル・デザイン
音楽評論家,プロデューサーの阿木譲の活動は,いわゆる文筆にとどまるものではない。『ロック・マガジン』を初めとする数々の雑誌の発行,実験的な音楽レーベルや空間の運営など,大阪を拠点としたその足跡はインディペンデント出版の精神史にただしく連なっている。これまで伝説化されていた阿木のアンダーグラウンドな実践は,ネット時代を迎えた現在,ふたたび注目を集めつつある。
本特集は阿木のこれまでの出版物(雑誌,書籍,音源)をおもに,編集・デザインという切り口からヴィジュアルにまとめたものだ。「エディトリアル・デザイン」としたのは,阿木の一連のデザインが「誌面の編集的なデザイン」にとどまらない,言葉の本来的な意味の「編集とデザイン」であると思うからだ。
デザイン:秋山伸+伊勢尚生+本田剛(edition.nord)
資料協力:nu things,東瀬戸悟(Forever Records),ばるぼら
Vanity Records Visual Catalog
解説:阿木譲
rock magazine,fashion,EGO,infra,BIT,0g
Vanity,neu product,personnages recordings,remodel
rock-end,イコノスタシス,E
座談会:インディペンデント・メディアの過去・現在・未来
阿木譲(nu things)×秋山伸(edition.nord),聞き手:岡村英昭(inframince inc.)
〈連載〉道しるべ;トポグラフィック的思考へ 第2回
構成・デザイン:ジョン・ワーウィッカー(tomato) 日本語組版:白井敬尚
タイプフェイスと知的財産権
文・構成・デザイン:長田年伸,構成:アイデア編集部
監修:水野祐(シティライツ法律事務所)
idea363_typeface_cc.pdf
「タイプフェイスと知的財産権」の記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス【表示 2.1 日本】の下で公開します。
展覧会レビュー
Type Trip 字旅 : The New Asian Graphic Design Exhibition
亞州新鋭平面設計展
取材・文:後藤哲也(OOO Projects)
デザイン:原田祐馬(UMA / design farm)
協力:ジョイヴィン・モ(Milkxhake)
勝井三雄展−兆しのデザイン「間に偏在する連続性」
文:中野豪雄
The Idea of Music [009] / GraphersRockインタビュー
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