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特集:グラフィックデザインの変革
参加デザイナー:マイク・マイヤー,アレキサンダー・ベトラー,アッレックス・リッチ&アバケ,アルベルト・フォルチ・スタジオ,ビュックスタジオ,ワー ク・ワース・ドゥーイング,オンラブ,ツーポインツ・ネット,プラクティス,デクスター・シニスター,エイドリアン・ショーネシー,シャルロッテ・チータ ム,ハドソン・ベック,ウルス,レーニ,オノマトペ,ロブ・ジアンピエトロ,ウィル・ホルダー,ショーン・ドナヒュー&ジョン・スーダ,サム,ステファ ン・コーツ,デイヴ・エガーズ,オフィス.サム・ポッツ,ステファン・ブッヒャー,ウィリアム・ドレンテル,ザーク・カイズ,メタハーベン
イギリスの新聞「Guardian」の専用書体:その制作のプロセス 2003-2005年 文:ポール・バーンズ
連載第3回 同時代デザインの文化誌 藤枝憲(Coa Graphics)文:ばるぼら
連載第3回 未来のかけら 文:芹沢高志,デザイン:東京ピストル
連載第3回 ミームデザインジャーナル「製版・印刷とデザイン」講師:凸版印刷+左合ひとみ 構成:ミームデザイン学校+中垣デザイン事務所
立花文穂 × NIKE SPORTSWEAR
別冊付録 音楽CD付ヴィジュアルブック raster-noton “aiff–tiff”
特集:グラフィックデザインの変革
私たちは変革の時代を生きているのだろうか? 20世紀の初頭にグラフィックデザインという呼称が生まれてから,すでに80年以上もの時が流れている。に もかかわらず,この職業領域の範囲で行われている仕事の性質に根本的な変化は訪れてはいない。しかし,グローバル化の影響や情報技術の普及によって,デザ イナーたちの実践のなかで,消費社会と結びついて営まれる日々の労働と並行して,報酬を目的としない自分自身のための活動,いわゆる自主制作のプロジェク トが占める割合は次第と増してきている。例えば,クライアント仕事のなかに自律性を獲得していくような方向性や,無報酬の自主的活動からうまれた生産物が 幅広いパブリックなオーディエンスに届くような事態は,すでに日常的に起きている。今日では,私的領域と公的領域のそれぞれで行われるデザイン活動は,互 いに相反するものとして区別されるものではなく,むしろデザイナーの日々の実践のなかでは,相互に入り交じりつつ同時に存在しているのだ。
それでは,現代の社会のなかで,デザイナーたちは実際にどのような生産様式を採用して働き,また日々どのように自分たちの生きる世界を作り出すことを試 みているのだろうか。そこで,以下の特集では,今日のデザインという行為のあり方はどのようなものなのか,に改めて目を向け,現代のデザイナーたちによる 取り組みの実例を多数紹介する。
日常の設計|Design of Everyday Life
台所から都市空間まで,日常生活の環境へと介入するデザイナーたち。
・人生の舞台としてのキッチン
「The Farm Project」
マイク・マイヤー
・パンで繋がるコミュニケーション
「Bread Workshops」
アレキサンダー・ベトラー
・ソーシャル・パスタ
アレックス・リッチとアバケ
・日常生活のインテリア雑誌「アパルタメント」
アルベルト・フォルチ・スタジオ
・中古の植物を交換する「Vintage Plant」
ビュックスタジオ
・持続可能な住宅のモデル「Now House Project」
ワーク・ワース・ドゥーイング
・地方都市のためのビジュアル戦略
「City of Tramelan」
オンラブ
・旅先の週末を記録する
「The One Weekend Book Series」
ツーポインツ.ネット
媒体の設計|Design of Media
開かれたパフォーマティブな実践へと向かう個人メディアの試み。
・オンデマンドPDF出版を検証する
「Farben on Demand」
プラクティス
・ジャスト・イン・タイムの編集/出版/印刷工房
デクスター・シニスター
・グラフィックデザインのラジオ番組
エイドリアン・ショーネシー
・デザインブログ「Manystuff」
シャルロッテ・チータム
・もしもできるなら/デザインブログ「It’s Nice That」
ハドソン・ベック
・個人出版社ロロ・プレス
ウルス・レーニ
・キャピタルK 階級なき文字
レムコ・ファン・ローム(オノマトペ)
・友人のためにつくる冊子/ポスト・バイ・ポスト
ロブ・ジアンピエトロ
公共性の設計|Design of Commons
公的領域や政治的活動へとコミットする新たな協働の実践の台頭。
・自分の蔵書を貸し出す図書館
「Common Knowledge」
ウィル・ホルダー
・地域の集会「アトランダム」
ショーン・ドナヒュー&ジョン・スーダ
・政策を可視化するポスター「The Cargo Chain」
サム
・新しい総合誌「ザ・ドロウブリッジ」
ステファン・コーツ
・子供のための文章教室「826」
デイヴ・エガーズ,オフィス,
サム・ポッツ,ステファン・ブッヒャー
・投票所を市民が撮影する
「The Polling Place Photo Project」
ウィリアム・ドレンテル(ウィンターハウス)
・マニフェスト「選択肢」/ベッドフォード出版
ザーク・カイズ
・マニフェストの前夜に/リサーチ・エンジン「Exodvs」
メタハーベン
イギリスの新聞「Guardian」の専用書体
その制作のプロセス 2003-2005年
文:ポール・バーンズ
イギリスを代表する新聞「ガーディアン」紙は,2005年9月に紙面の全面的なリニューアルを行った。その斬新な紙面の視覚的なアイデンティティを 形づくるうえで,決定的な役割を担ったのが,専用書体として新たに採用された書体「Guardian Egyptian」だ。新聞紙面のタイポグラフィの改革を推し進めたデザイナーのポール・バーンズは,ニューヨークを拠点に活動する気鋭の若手タイプデザ イナー,クリスチャン・シュウォーツと共同で,膨大なファミリーに及ぶ専用書体を生み出した。本記事では,この書体開発のプロセスを公開する。
連載第3回 同時代デザインの文化誌
藤枝憲(Coa Graphics)文:ばるぼら
別冊付録 音楽CD付ヴィジュアルブック raster-noton “aiff–tiff”
アーティスト:
alva noto, cyclo., frank bretschneider, nibo, bytone, signal
収録曲:
01 alva noto u_03 4:30
02 alva noto xerrox teion 2:03
03 alva noto xerrox teion acat 5:27
04 byetone capture this (II) 4:41
05 frank bretschneider ventilator 2:33
06 nibo 254616048594308535014128 4583 6947 5:00
07 cyclo. c31_basscorner 2:33
08 signal naplafa 5:52
01 taken from alva noto . unitxt (r-n 95)
02 and 03 taken from alva noto . xerrox vol. 2 (r-n 103)
04 taken from byetone . death of a typographer (r-n 92)
05, 06, and 07 previously unreleased
08 taken from signal . robotron (r-n 69)