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特集:音のコスモグラフィ静寂の反響 ECMのカバーデザインを辿って/天円地方-響きのカタチ 杉浦康平のレコードジャケット宇宙/池田亮司 datamatics = C4I + data.series/カールハインツ・シュトックハウゼン素描集 音と視覚のあいだ/美登英利 デザインの表情/クニメタル-GRAPHによる特殊紙デザイン /Variations on a Silence-リサイクル工場の現代芸術/連載第10回 タイポグラフィ時評 「秀英体の形成と歴史的変遷」文:山本太郎 紙面設計:白井敬尚 組版: 岡安昭/連載第32回 デザイン豚よ木に登れ 都築響一「欲情する4色印刷-シティヘブン,または2500グラムの輪転宇宙」/綴込ポスター連載第13回 大竹伸朗オリジナルポスター〈2nd Impact〉Side A: ‘Office Room’、Side B: ‘既にそこにあるもの’
特集:音のコスモグラフィ
音楽はデータの海に溶解していくだけのか…? いま再び問う,音とカタチ。
静寂の反響
ECMのカバーデザインを辿って
沈黙に次ぐ、もっとも美しい音…。プロデューサー、マンフレート・アイヒャーが1969年に設立したドイツのレーベルECM。ジャズ、アヴァンギャル ド、現代音楽など、ジャンル横断的に高品質な作品をリリースしてきたECMの美学は、そのジャケットデザインにも貫かれている。近年リリースされた代表的 な盤のアートワークを取り上げる。
天円地方-響きのカタチ
杉浦康平のレコードジャケット宇宙エディトリアルデザイン、ブックデザインからアジアの図像研究にいたるまで、革新的な仕事を続ける杉浦康平。その仕事の 背後には、つねに音の饗きあった。武満徹をはじめとする日本の現代音楽家とも深い関わりをもってきたデザイナーによる、ジャケットデザインの宇宙誌。
池田亮司
datamatics = C4I + data.series電子音楽の最前線で挑発的な音作りを続け、ワールドワイドに活躍する池田亮司。テクノロジーを極限まで駆使して人間の知覚と認識の限界に挑む、16ページの特別プロジェクト。
カールハインツ・シュトックハウゼン素描集
音と視覚のあいだ50年代から電子音楽のパイオニアとして音楽シーンに大きな影響を与えてきた巨匠、シュトックハウゼン。自身のレーベルからリリースされるアルバムのカバーはすべて、曲と関連して描かれる本人自筆のドローイングである。その70枚を越える全アルバム・カバーを一挙公開。
美登英利 デザインの表情
デザイナー美登英利は書やタイポグラフィを駆使したデザインワークで、日本の伝統音楽、民族音楽、朗読などのCDライブラリ・シリーズを数多く手がけてきた。フォーマットとデザインの関係を巡る、先鋭的な仕事の数々。
本誌311号におきまして以下の誤りがございましたので,訂正いたします。関係者ならびに読者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを,ここに深くお詫びいたします。
p.58(キャプション)
誤1965年
正1956年
p.59(左段31行)
誤 1955年
正1956年
p.60(プロフィール)
誤’55年
正’56年