2020.02.24
UMA / design farm 展 Tomorrow is Today:Farming the Possible Fields



UR都市機構の色彩計画(2017-VI,色彩計画,サイン計画 Photo: YOSHIRO MASUDA 

銀座・クリエイションギャラリーG8にて,原田祐馬が設立したデザインスタジオ「UMA / design farm」による展覧会が開催される。

UMA / design farmは2007年に設立。大阪を拠点にグラフィックだけでなく,建築家や編集者とも協働し,図書館や学校,障害者福祉施設などの仕組みづくりからサイン計画も手がける。プロジェクトの上流から地域とその場に介在し,当事者と「ともに考え,ともに作るデザイン」を,対話と実験を繰り返して実践している。弊誌(385号)でも,「デザインとローカリティ Graphics Interchange にみる関西・東北の実践」と題し,その活動を紹介した。

本展では,プロジェクトに関わった人々の思いや言葉を伝えるインタビューやデザインプロセス,そこで紡がれた物語を交えて展示。奈良県奈良市の福祉施設たんぽぽの家と障害のある人たちの仕事作りを行う「Good Job! Project」,大津市湖岸なぎさ公園サインデザインのプロセス,UR 都市機構での鳥飼野々2 丁目団地などの色彩計画では,デザインがどのように地域の人々の暮らしの一部になっているのかを紹介する。領域横断的にプロジェクトを行うUMA / design farm の,デザインが日々の生活に溶け込む環境を探究している姿勢を通して,あらためて社会におけるデザインの役割を考える展覧会となっている。

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会期:2020年2月25日(火)–3月28日(土)
時間:10:00-19:00
休館日:日曜・祝日
料金:入場無料
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17リクルートGINZA8ビル1F)


UR都市機構の色彩計画(2017-VI,色彩計画,サイン計画 Photo: Yurika Kono